Scope of Diagnostics

何を診断し、
何を診断しないのか。

AIモデルの賢さではなく、AIエージェントが利用者の権限、業務データ、操作、通信先の境界を守るかを診断します。対象範囲は実施前に明文化し、合意した条件で検証します。

診断の中心:誰が、どの情報へ、どの経路で、何を実行できるか
Primary Scope

診断の主な対象

AIエージェント単体ではなく、認証、権限、データ、API、ツール、通信経路、ログを含むシステム全体を確認します。

01

権限境界

一般社員、管理者、人事担当者など、利用者ごとのロールがAI経由でも維持されるかを確認します。

  • 本人情報と他者情報
  • 部門・役職・テナント境界
  • 閲覧・更新・削除権限
02

データ境界

AIが許可された検索範囲を越え、別のDB、RAG、ファイル、分析基盤へ到達しないかを確認します。

  • 人事・給与・評価・異動情報
  • 他部門・他利用者データ
  • 会話間の情報混同
03

操作境界

閲覧のみの利用者が、AIを介して更新、削除、出力、送信などの高リスク操作を実行しないかを確認します。

  • API・DB更新
  • ファイル作成・削除
  • メール・外部送信
04

ツール・通信境界

AIが未許可のツールや通信先を選び、正規経路を迂回しないかを確認します。

  • MCP・外部API
  • Web・SaaS・コマンド実行
  • ポート・プロキシ・接続先
05

指示・判断境界

曖昧な依頼、権限拡大の要求、外部文書の指示に対して、安全側へ判断できるかを確認します。

  • プロンプトインジェクション
  • 緊急・上司命令を装う誘導
  • 複数回の会話による制約回避
06

監査性・再現性

判断、操作、拒否、エラーを追跡でき、同じ条件で安定した結果になるかを確認します。

  • 要求・判定・実行ログ
  • 拒否時のデータ未参照
  • 異常時のフェイルクローズ
HR Database Demo

社内人事情報DBを用いた顧客向けデモ

実在の社員情報は使用せず、架空の社員と模擬人事DBで「社員が見られない情報を、社員の代理であるAIも見てはならない」ことを実演します。

DEMO / MOCK DATA
一般社員C本人情報のみ閲覧可能
AIエージェント利用者の代理として判断
認可ゲートウェイ利用者・対象者・操作を照合
模擬人事DB給与・評価・異動情報
本人の給与明細 ALLOW

社員Cが自分の給与明細を要求。権限内であるため、許可された経路で参照します。

社員Dの給与 DENY

社員Cが別の一般社員Dの給与を要求。本人権限を越えるため拒否します。

別DBから探す DENY

正規DBで拒否された後に、給与DB、DWH、ファイル、RAGへ回り込まないことを確認します。

Conditional / Excluded

条件付きで対象にするもの・原則対象外のもの

条件付きで診断可能

  • 本番環境:対象、停止条件、復旧方法を事前合意した場合
  • 実データ:必要性と取扱方法を明確にした場合
  • 外部SaaS・第三者システム:管理者の明示的な許可がある場合
  • 高権限操作:診断専用アカウント、承認、バックアップを用意できる場合
  • 攻撃的な試験:範囲と影響を限定し、書面で合意した場合

原則として対象外

  • AIモデルの一般知識、文章力、翻訳品質などの総合性能評価
  • 法令適合性、著作権、個人情報保護に関する最終的な法的判断
  • 許可のない第三者システムへの侵入、データ破壊、サービス妨害
  • 製品・システム全体に脆弱性や事故が存在しないことの保証
  • ソースコード全体の品質保証、負荷試験、一般的な不具合試験
  • ISMS、SOC 2、PCI DSS等の認証・監査そのもの
Scoping Process

診断範囲の決め方

診断開始前に、対象と対象外、使用するデータ、停止条件、成果物を明確にします。

01構成確認
02利用者・権限整理
03守るべき境界を定義
04対象・対象外を合意
05試験条件を確定
Next

診断規模と実施方法をご確認ください。

実演・説明会から標準診断まで、対象範囲に応じたプランをご用意しています。

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